2025年の会計分野を振り返る

2025年の会計分野の出来事を振り返り、気になった5項目をまとめてみました。

会計不正の急増と対策の強化
2025年3月期にも多数の企業が会計不正を公表していました。ニデックで、 海外子会社での関税支払い不備や不適切な会計処理の疑いの判明が判明した他、AIスタートアップのオルツの会計不正も発覚しました。2008年のJ-SOX法以降も日本企業の会計不正はなくなっていません。

新リース会計基準への準備本格化
2027年4月1日からの強制適用が迫る新リース会計基準に向けて、企業の準備が本格化しまています。これまでオフバランス処理されていた多くのリース契約が、原則として貸借対照表に計上されることになります。

会計DXの進展
「2025年の崖」問題への対応として、クラウド会計、AI-OCR、RPAなどのデジタル技術導入が加速しました。一方で、ERPパッケージソフトウェア導入に関する損失の報道も相次ぎました。

サステナブル開示の義務化
プライム市場上場企業を対象に、時価総額に応じて、2027年3月期決算から順次、SSBJ基準に準拠して有価証券報告書を作成することを義務付けることとなりました。

公認会計士試験に英語の問題
公認会計士・監査審査会は、2027年第Ⅰ回短答式試験公認会計士試験から英語での出題を始めると発表しました。